HEAVEN

―新浪広東微社区(中)―
一連の画像は先にお伝えした「自分を段ボール箱に入れて郵送、ガールフレンドの元に送った男が箱の中で失神―中国」の顛末。

男性が彼女の心を射止めるのにプレゼントのアイデアを競う七夕の23日、事務室にいた女性は順豊速運(順豊エクスプレス)の配達人からの電話を受けました。配達人は、速達で送られた宅配便があるが重くて持ち上げられない、誰か人を出してくれないかと女性に言います。そこで事務所にいた男性２人が宅配便を取りに行きました。

やがて台車に載せられた巨大な段ボール箱が女性のもとに到着します。しかし期待に充ちた顔で差出人の名前を見た女性は怒り出しました。何度も言い寄ってきて、そのたびに交際を断っている相手でした。七夕にこんな大きな箱を届けて、それも着払いでと怒り心頭です。

封を切ってみると中に入っていたのはなんと人間、それも当の本人が横たわっていました。反応がありません。女性は最初、交際を断られた腹いせに自殺して遺体を送りつけたのかと思ったそうです。

それにしても誰もこんなことを経験したことはありません。しんと静まりかえった事務室。女性の同僚は箱を半分閉じると警察に電話をかけました。
その時です。箱がごそごそと動き出しました。てっきり中で死んでいると思った女性らは、恐怖で生きた心地もしなかったそうです。

箱の中で横たわっていた男性が立ち上がりました。そして呆然としている女性に気づくと再び交際を申し込んだといいます。それを冷ややかな態度で返した女性に決まりが悪く思ったのかどうか、男性はそわそわし始めました。
男性は「サプライズ」と言い、女性はさらに大声で男性を罵ったそうです。

しかし、ふと顔を覆った女性があふれた涙を手でぬぐいました。頑なだった織り姫の心はほんのちょっぴり解けたのかもしれません。