2010.08.19 (Thu)
「第3回 初めてのボディペインティング」エントリー No.7
メールに添付された画像を見て息を呑み、文面を拝読させていただいて潤んでしまいました。
素材は、アクリル絵の具・スィーツデコ用のイチゴソース・ネイル用のホログラム。制作時間は2時間ぐらい。テーマは「この夏の私の気持ち」。
7番目のエントリーは、ハンドルネーム「靴。」さんの作品、今回初参加です。
イメージは、「靴。」さん仰る「子供時代に私の中に植え付けられた種が、私の皮を突き破って芽を出し、私自身を養分に日々成長して蔓のように私を雁字搦めにしていく」というもの。
「靴。」さんのお父様は末期がんでいらっしゃいます。痛みを抑えるための医療麻薬などの投与と余命の宣告。そしてお父様の世話を続けるお母様をひたすら支えられる毎日。
精神的なことばかりではなく、体力をも奪われ、それでいて「靴。」さんご自身の家庭もおありです。
誰しも生まれながらにして体の中に小さな種をもっているのかもしれません。それが生をかさね、女性なら子供たちに翼をもがれ、身は厚いしがらみにがんじがらめにされていく。
明けない夜がないとはいえ、疲れ切った褥でうたた寝しすれば、陽はまた昇り、昨日の一昨日の一昨昨日の繰り返しばかりが続く毎日。色を失った日々の中で、辛うじて生きてる証とばかりに皮を突き破った芽は極彩色の花を咲かせる。
介護というのはそんなものなのかもしれません。ただしふっくらとした花房を見つけられるのも、ひとつ、人生に備わった才能なのだと思います。わたしはまだ見つけていません。
どうぞ、たくさんのコメントをお願いします。
貴女の仰るように成長と共に何かに雁字搦めにされいくのはあると思います。
しかし、自身のまわりにあるものは動きを抑制されるだけのものではない筈。
蔦は日陰を作り、涼やかな日を作ります。
虫や鳥を呼び寄せ、潤いの日常を作ります。
物事は全て別の事象が関係するもの。
それは見方一つで、陰陽裏表。
ペイントした手に花が咲き乱れているように
貴女の人生にも花が咲き乱れますように。
ニュガティブなコメントっちゅーかなんちゅーか
もうちょっとポジュテュブに考えてもぃぃんじゃなぁぁい?
絵上手いぉ^^vЮv
靴さん、きっとその花は寒い時期に咲いちゃったからそう思われるのでは?
でも寒い時期に咲かせられるなんて、なんて強い花なんだ!そして綺麗☆
俺もそんな美しい花に魅せられた虫けらの一匹であります゚+。:.゚ヽ(*´∀`)ノ゚.:。+゚
あなたが不自由を感じていたとしても、あなたの綺麗な花に寄ってくるみんなが、
あなたを守ってくれますよ、きっと。
欲しい場所に欲しいものがありますねー。
デザインの仕事をしていたのでは?
気づかせてくれてありがとう
週末には親孝行島倉千代子
画像からいろんな物を感じてしまいます。
>私自身を養分に日々成長して蔓のように私を雁字搦めにしていく
でもいつかはそれも種を巻いて、枯れ落ち、再び切れな花を咲かせてくれると思います。
つらいときは誰しも、後ろ向きな気持ちになってしまいますが
不幸な時があるなら幸福な時も表裏で存在するのです。
唯、今はゴールが見えているとしても、お父さんの幸福を願って、
そして、自分のこれからの幸福も願ってください。
あぁ…なんか上手く文章にできない…
素直に綺麗ですと言葉を送ります(照)
そして、コメントを読んで考えさせられました。
自分自身をがんじがらめにしている植物に、こんなにも美しく可憐な花を咲かせられるなんて、心の豊かな、芯の強い方なのでしょうね。
どんな経験でも、それによって自分を枯らすかより美しく花開かせるかは、その人の心次第ですよね。
毎日精一杯、一生懸命生きている人の咲かせる花は、見る人を癒し、勇気付けてくれます。
この花にはそんな力があります。
いつか、豊かな実を結ぶ日が来るのでしょうね。
絵に重みを感じます
人とつながるための機械なのに、なぜか孤独になっている気がするのはなぜだろう
。
生きる苦しみと、そこから芽生え来て開花する鮮やかな極彩色の花、小さな白い花。ものすごいイメージですね。藤原新也さんの「メメント・モリ」がよぎりました。
靴。さんの、リアルすぎる傷が、いずれ消える描かれたものでありますように。
そして全ての人に……自らの痛みを養分とし、傷から芽生え咲く残酷な花を敢えて美しいと思える悟りが、いつか与えられますように。
近い将来、私もどうかそう思えますように。
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